絵本にしてはページ数があります。
「グラフィック・ノベル」という描き方だそうです。
小説の全編に挿絵を付けた作品のことをこう呼ぶのだそうです。こういう呼び方があるのは初めて知りました。少し前からこの手の作品は見かけていましたが、呼び名があったんですね〜。
挿絵がマンガのようなコマ割りのようなページもあるので、文章だけの本が苦手な人には、かえって読みやすいかもしれません。
「カナダの総督文学賞を受賞した作品」とあったので、読んでみました。
洞察力があり、絵の個性も豊かな方だと思いました。
この作品を読んでいたら、「ジェーン・エア」を読みたくなりました。
主人公の「わたし」はどうやらクラスで仲間外れにされる。といういじめにあっているみたいです。
そんな中で「わたし」は、学校にいるときの“自分の位置”や“友達の距離感”を常に考えているので、興味を持つお子さんは多いと思います。
見た目が割と地味な作品なので、子どもたちに届けるにはブックトークがお薦めです。(ページ数が多いのと遠目が聞きにくいので、読み聞かせにはお薦めできません)