ブルーノはサルだ。
普通のサルだったのに、ある日、人間の言葉がわかるようになって、人間になりたいと思った。
人間と暮らすようになり、自分をサルではなく人間だと思っていた、
が、やはり僕はサルで、でも、サルの仲間にはもう入れなくなっていた。
どうしたらいい?
ひとりぼっちは寂しい。
サルでも人間でもない、僕は・・・僕はブルーノ。それでいいじゃないか。
例えば、性同一性障害だったり、親から愛してもらえなかったり、
自分の居場所を見つけられない人は、このブルーノのように、計り知れない孤独感に襲われているのではないでしょうか。
ぼくは、ブルーノ それ以外何者でもない。