『ほしじいたけ ほしばあたけ』の3作目です。
ますますシニアパワー全開、といったところでしょうか。
キノコの特性を物語に溶け込ませる手腕に、相変わらず脱帽です。
主人公は干しシイタケの老夫婦。
山奥で胞子をまいていると、はぐれてしまったじさま。
そこで遭遇したのが、カエンダケ(火炎茸)。
毒々しい赤色が、悪者感を引き立たせます。
捕らわれてしまったものの、水に浸かって若者になり、奮闘します。
もちろん、危機一髪のところで、同じく若返ったばさま(怪力おたけ)が大活躍、
そのカッコよさにしびれます。
フィナーレも、鮮やかです。
光るキノコも興味深く、キノコの勉強にもなりますね。