『ホネホネたんけんたい』の松田素子さんによる作品。
生命誌を、骨という視点でとらえてあります。
骨って、生物学的にはとても大切なんですね。
地球の誕生、単細胞生物の出現から描いてあるのは、
私たちが体の中に「海」を持つ所以なのです。
骨はカルシウム、つまり、海の成分ということがよくわかります。
内容はかなり高度ですが、絵本という形でさらっと体感してもらえれば
十分子どもたちにも伝わると思います。
もちろん、興味を持った人向けの解説もきちんと添えられています。
なにより、生命というものを認識させてくれると思います。
小学生くらいから、体感してほしい知識だと思います。