11歳の息子が、4、5歳の時に先輩ママからいただきました。サンフランシスコのケーブルカーを、市民の力で廃止させなかったというお話です。
市民運動の教科書のような内容ですが、細かく書かれた絵の魅力と、分かりやすい語り口で、乗り物好きの息子は飽きることがありませんでした。何度も何度も、それこそ暗記するほど読まされました。「賛成派」「反対派」「住民投票」など、子供には耳慣れない言葉もでてきますが、イラストを見ながら、彼なりに理解していたようです。
ケーブルカーのメーベルになったつもりで、また、メーベルを守る市民の気持ちで聞いていたのではないかと思います。