シュタイナー関連の書籍を読んでいて、こちらの本を知りました。
ペレが新しい服を手に入れるために、どんなことをしていったのか。
材料集めから仕上げまで、自分の力でがんばり、そして手伝ってくれた人々に敬意を持っている姿が印象に残りました。
今、お店に行ってお金を出せば、ほとんどのものが手に入る時代。
だからこそ娘たちに読んであげたい、そう思ったのが手に取ったきっかけ。
昔、知り合いが「鮭は、切り身のまま泳いでいるんだと思っていた」と言っていたことがあります。
物を作る過程を、家庭などの身近な場所で見る機会がなくなってきた現在、身の回りのすべてのものが、最初からその形で存在している、と子どもたちが思ってしまっても仕方がないのかな、なんて思ったりもします。
だからこそ、今の子どもたちに読んでもらいたい、そんな絵本です。