私は大人で、子供を教育する相手として見てしまうので、このいじわるちゃんが、いじわるちゃんになった理由や過程が気になってしまった。
子供向けの本としては、そんな背景などはどうでもよく「ただただ、今その瞬間を人にいじわるをして楽しんで生きている」ということだけが、テーマなのでしょう。
子どもって、今しか見ない生き物ですものね。
先々を見通していじわるをするようになったら、それはもうただのいじわるではなく、裁かれるべき罪とか悪、に類するものだものね。
どのように悪が誕生するのか、その前段階をみているような
印章の本。
読み聞かせをした子どもからの反応も目立ったものはなかった。