そして、まわりの大人たちにもお勧めしたい絵本です。
弟たちもいる「たまごにいちゃん」はとっくに殻から出ているはずなのに、まだたまごのままです。
お母さんに甘えられるから、そのほうがいいと思っているのです。
・・・うん、わかるなぁ〜でもこのままでいいの?と思いながら読み進むと・・・
今の自分より少し大人になる心細さと、ワクワクする気持ちが絶妙なバランスでかかれています。
そんな自分はすてきなんだと思えるお話です。
また、そういう子どもをやさしく見守る脇役の「おかあさん」の存在も見逃せません。
大人も子どももホカホカな気分になれる1冊です。