ずっと前からこの本に憧れていたのですが、我が家の子ども達には、なんとなく読みそびれてしまい、私自身もしっくりと読むことが出来ませんでした。
「子どもが大好きで何度も読まされます」という感想を述べている方たちをうらやましく思いながら、こういう本は難しいなぁと、ため息をついていました。
先日、テレビで、椎名誠さんをナビゲーターにした絵本の番組をやっているのをたまたま見ました。
途中でこの本の作者、山下洋輔さんが登場し、この本について語るのを聞きました。
そして、山下さんは、「この本は、ある意味楽譜です」と、絵本をピアノの譜面台に置いて、演奏を始めたのです。
それが、まあ良かったこと!
本として字を追っていた時は、しっくりこなかったのが、ピアノ演奏になったら、もうハートに直撃!という感じでした。
この本の奥深さを改めて感じました。
いろいろな楽しみ方のできる、革新的な絵本です。