迫ってくるような月の、妖しい光に浮かび上がった港町が
印象的な表紙のこの絵本。
かなりの文章量があります!でも、前半の神話のような雰囲気と
後半の冒険物語のような勢いとが良い感じに混ざっていて、
飽きることなく最後まで読みました。
怒った月の迫力や、竜の存在感、打ち上げられたバイオリンの美しさ、
靴1足1足のエピソードなど、見所がたくさんあります。
お話は月のクレーターのことなんですが、多分娘はクレーターなんて
知らないんだろうなあと思いながら、特に説明もせずに読みました。
知らなくても、緊張感でドキドキして、お話の世界に引き込まれること
間違いなしです。