『きりかぶの きりじいちゃん』の続編。
きりじいちゃんと同じく、切株になったきりばあちゃんのおはなしです。
状況はきりじいちゃんと同じですが、また違った展開ですね。
それは、視点の低さ。
視点が低くなったことで、タンポポと出会うのですね。
タンポポの成長は、嬉しくもあり、寂しくもあり。
さらには、セミの羽化、秋の虫たちとの出会い。
もちろん、一喜一憂。
ただ、「これで よかったんだわ」という境地が素敵です。
それだけに、ラストではほっこりの恩返しがありますよ。
幼稚園児くらいから、大人まで、奥深く読めそうです。