小学生のころ、国語の教科書で、ちいちゃんのかげおくりを学習しました。
子どもですから、しばらくの間、お昼休憩のときにはかげおくりをするのが流行しました。
でも、お話が終盤を迎えた頃、いつものようにかげおくりをしていると、クラスでもやんちゃな男の子が「でも、ちいちゃんも家族も、みんな死んでしまったんよね・・・かげおくりしてる間、もう会えないかもしれないって思っている大人は、どんな気持ちだったんかね・・・」とつぶやき、みんなで泣いたのを覚えています。
家族がみんな死んでしまうなんて、小学生には衝撃的なことだし、みんな、自分のことのように感じたんだと思います。
こんな悲しい思いをする人がたくさんできる戦争なんて、世界から消えてほしいです。