インド式算数の世界ですが、きわめて刺激的な絵本です。
森の木を切りに行った10人のきこりたちが、一人一本づつ木を切っていきます。
木が一本づつなくなっていきます。
10人全員が木を切ったところでトラが現れて、みんな食べられてしまって、きこりは0。
でも、トラのお腹に10人のきこりが入っているので、森の木がもっとあれば、また新しいきこりたちが登場すれば、2匹めのトラが現れるまで、森の木を数えることが出来ます。
トラを登場させたところが重要な要素ですが、自然保護と0の重要性を掛け合わせて表現しているのだと思います。
さすがインドと思える絵本でした。