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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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シナの五にんきょうだい」 ドーナッツさんの声

シナの五にんきょうだい 作:C・H・ビショップ
絵:クルト・ヴィーゼ
訳:川本 三郎
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,388
発行日:1995年
ISBN:9784916016065
評価スコア 4.53
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みんなの声 総数 65
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  • 子どもの頃に、読んでもらった記憶があったな、と思ったら・・・。福音館から石井桃子さんの訳のものでした。その本は、一度絶版となり、新たな訳で、再販されたようです。
    そっくりな顔をした、兄弟が力を合わせて、苦難を乗り切るという内容は、『王さまと九人のきょうだい』と同じです。
    『シナの五にんきょうだい』の方は、使われている色が、表紙以外は、オレンジと黒だけ。何とも言えない味わいのある絵。お話の世界にすんなりと入っていけます。
    わがままな男の子のせいで、長男は、死刑を宣告されてしまいます。そこで、兄弟の実力発揮の時です。おかあさんとお別れがしたいと言って、兄弟が入れ替わり、次々に刑に屈しない場面は痛快です。二番目のにいさんは、鉄のように硬い首をもち、、三番目のにいさんは足をどんどん伸ばすことができ、4番目のにいさんは、絶対燃えない体、五番目のにいさんは、泡立て卵の中でも、生きながらえることができ、というように、超人的です。
    最近、この絵本を読み返してみると、このお話の背景には、絶対的な権力に苦しめられていた庶民の存在があったと思います。苦難に屈することなく、たくましく、明るく生きていこうとする、庶民の心が現れていると思います。
    今、日本も、いろいろな問題を抱えています。この絵本は、現代の子どもたちにも、生きていく力をあたえてくれると思います。
    良い絵本は世代を超えて、読み継がれていくものなのですね。

    投稿日:2013/04/26

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