「あー、私もこんな木が欲しいよー。」
この本を読んだら、誰でもそう思うでしょう。
子供の頃の私もそうだったし、娘の第一声も案の定、この一言でした。しかも、うなるように、切実に言ったので笑ってしまいました。
そう、子供の頃に誰もが夢見る、高い木の上の子供だけの秘密の部屋。本当に夢ですよねー。
だけど、この本に登場する、かおるの木は、私の想像をはるかに超えたすごーく高ーい木なのです。
読むうちに、下からどんどん上へ登っていく気分を味わうことができるところがとっても気に入っています。
鳥やリス達と、共存しているところも、すごく素敵です。
また、四季を感じて、楽しみを四倍にしてくれるところも大好きです。