すでに書かれているたくさんのレビューに、たくさんの人の心が、この絵本に寄り添っていることを感じました。そして、たくさんの人が、この絵本から勇気や励ましを貰っていることも・・。
「だいじょうぶ」は、みんながほしい言葉。この絵本にでてくるたくさんの「だいじょうぶ」はすべて、読んでいる人、読んでもらっている子どもたちの心の中に響いて届いています。
体のどこかが痛い時、思わずそこに手を当てるように、すりむいたらそこに絆創膏をそっと貼るように、「だいじょうぶ」という言葉は、心への手当て、心に貼る絆創膏。そして、弱った心が「だいじょうぶ」という言葉から元気を貰ったら、もう大丈夫。人はそこから、良い方向に向かって歩き出すことができます。
この絵本に描かれているのは、おじいちゃんと孫との素敵な関係。でもそれに留まらず、やさしい言葉で子どもに伝わるような「生きることへの応援歌」になっているのが素晴らしいと思います。