「クロニクル千古の闇」シリーズ第2巻。
森に狩りに出かけていたトラクは 不気味な風貌の人間に出くわします。
恐ろしい病気…それも疫病ではないかと心配になるトラク。
そしてトラクは
病気の原因を探り 薬を手に入れる為の旅に出るのです。
第1巻もそうでしたが この巻の幕開けもとても衝撃的でした。
このシリーズは トラクだったり
レン(1巻でトラクと旅を共にした少女)だったり ウルフだったりと
視点が変わるところがとても面白いです。
子どもですから 幼い部分もあるのですが
強くて逞しいだけではなく
相手を思いやれる優しくて温かい心を持っている2人と1頭。
そんなトラク達の行動や発言の裏側にある
それぞれの心のひだに触れる経験は
子ども達の心に
きっといい種を植え付けてくれるのでは…と思わせてくれます。
長いので 中だるみしそうになるのですが
ちょうど良い所で大きな場面展開が入り
長編が苦手な私も2巻をあっという間に読み終えました。
そして タイトルになっている「生霊渡り」とは…。
これは 第3巻に続くキーワードになっています。
早く3巻を読みたい!今はそんな気持ちです。