工藤ノリコさんという方は、
絵本でいろんな形を表現なさっていますね〜。
ある意味、冒険家?
中表紙に透明色の薄紙で入れてある楽譜は、どんな曲なんでしょう?
私は楽器を演奏できないし、楽譜も読めないので曲がわかりませんが、機会があったら聞いてみたいです。
全体的にはとても素敵な物語だったのですが、
フローリアとおじさんとの出会いのシーンの何ページかが、
漫画のコマになっていたのがちょっと気になりました。
演出的には分からなくもないのですが、こういう絵の表現の仕方だと、せっかくいい作品であっても、
大勢の子どもたちの前で読み語る絵本としては使いづらいです。
このお話を読んで、ガブリエル・バンサンの「くまのアーネストおじさん」シリーズを思い出しました。
有名なフランスの画家ガブリエル・バンサンの長大作絵本シリーズで、やっぱりたまたま出会った孤児のねずみの子を、
くまのアーネストおじさんが男手ひとつで育てるお話です。
フローリアが気に入った人なら、アーネストおじさんのシリーズもきっと気に入ると思います。ぜひ、この絵本のフランス版だと思って、合わせて読んでみてください。