あきやまただしさんの絵本は、
面白くて楽しくて、それでいて、
親の深〜い愛を感じる作品が多い。
この絵本もそうです。
朝、おかあさんと一緒のみどり色のなめれおんくん。
元気におでかけします。
そして、いろんなものをなめて、その色に変わります。
あお色、はい色、茶色・・・
何をなめてきたの?
意外なものばかりで、ちょっとびっくり。
かっぱくんのおなかをなめて、みどり色に変わるなんて驚き!!
家に帰ると、おかあさんがまっかっか。
いちごをいっぱいなめちゃったんだって。
おかあさんのほっぺをなめて、なめれおんくんもまっかっか。
そう、子どもは、おかあさんと一緒の色になって、
やっと安心するのです。
外でいろんな色に染まってしまったとしても、
帰る場所と、もどれる色があるということは、
とっても大切なこと。
あきやまただしさんのあとがきを読んで、
いつも感心させられ、勉強になります。
これからも、素敵な作品を作り続けてほしいと思います。
あと、なめれおんくんの表情に注目!
あのギョロ目に、いろんな表情があり楽しい。
子どもは、本来、表情豊かなんです。
そういうことも、教えられました。