絵本ナビのレビューを読んで気になっていた本でした。
表紙では、男の子と水泳帽子を被った背広姿の男の人がお風呂に入っている、これだけでも、ものすごいインパクトなのですが、中もとびっきりのワンダーランドという感じでした。
毎日、大体図書館から借りて来た新規の本を読むことにしているのですが、息子が一番に目をつけたのは、やはりこの本でした。
息子が一人で読みながら「何これ?」という声がするので、私ものぞいてみて、あまりの変さに、声を出して笑ってしまいました。
一人でお風呂に入るのがいやな男の子が、お風呂に入ると、表紙のなぞのおじさんが出てきます。おじさん、一体どこから出てきたのでしょうね。
絵と文は、たかどのさんや梨木香歩さんの挿絵などで幻想的な絵を描いている出久根育さん。不思議なお話が好きなのでしょうか。
一人で入るおふろものには「おふろだいすき」があり、「おふろだいすき」がさわやか系だとすると、こちらはあやしげなおもしろ系かな。
おもしろ系のお話が好きな方にお勧めします。