御伽草子を基にしたお話ということです。
京から金銀財宝を奪ったり、若い娘をさらってはその生血を呑み肉を喰らうという鬼の酒呑童子。
帝の命を受け六人の強者たちが鬼退治に出かけます。
時代がかった大絵巻です。
六人の強者の名前と技、独特の言い回しや宴にかわす歌、少し歴史に親しみを持ってきた子どもたちをひきつけます。
また、酒呑童子退治のたちまわりは、絵といい語りといい迫力満点です。
だた、話が長い。
読み応えと、読み終えた充実感は充分に味わえるのですが、この話についてくるのは中学生以上かと思います。
「鬼ころし」という酒が全国各地にあります。
酒好きの私ですが、毒を飲まされないように気をつけたいと思います。