長いお話ですが、子どもたちは最後まで主人公のスティーブンに寄り添って聞けるおはなしでしょう。
自分の誕生日に雪が積もってほしいと願います。
周りから無理だよと言われますが、願い続けます。
その願いが叶います。
その喜びが伝わってきます。
ところが、その雪のせいで、車が走れなくなり、友達がだれも家に来れなくなります。
一つ思いどおりになっても、それがいいことばかりではないのですよね。
スティーブンと一緒に、読んでいる子どもたちもその経験をしています。
その後は、とても感動的なことが起きます。
スティーブンの悲しみを自分の心に満たしている子どもたちにも、その喜びが自分のことのように感じれるでしょう。
私は、自分の子どものように思っていたので、やっぱり泣けてきました。
この本は、主人公と一緒に色々な思いを経験できると思います。
雪の上にエンジェルを作りたくなりますよ。