エマは小さな頃からフィギュアスケートを始めた天才少女。でもその陰には厳しい練習のためにお友だちと遊べないという寂しい悩みがありました。
友だちは、お気に入りの「テラ」というぬいぐるみだけ・・
モーツァルトのいた時代に突然タイムスリップする展開に驚きつつも、あの天才モーツァルトも子どもの頃は同じように悩んでいたんだなぁと思いました。
何かを成し遂げようとすると相当の努力が必要です。
それはスケートだったり、ピアノだったり、他の習い事や塾での勉強だったりするかもしれません。
でもエマもモーツァルトも、やっぱりスケートが好き、音楽が好きと気付いたからこそ、練習も頑張れたのかなと思います。それまでの暗い顔とは違うまぶしい笑顔ですべるエマの姿が印象的でした。
最後の写真、モーツァルトの髪には水色のシュシュ、エマの首には白いスカーフが!あれは夢じゃなかった?!
テラは本当にタイムマシンだったのでしょうか。プテラノドンは太古の昔を知っていますからね^^
透明感あふれる色彩の挿絵が素敵な絵本です。