『Palace of Books』が原題。
この意訳が素晴らしいです。
主人公の少女はパトリシア。
作者の自伝エピソードなのですね。
自然豊かな農村から引越してきたパトリシアと図書館との出会い。
字を読むのが苦手な障がいを持つだけに、
彼女の才能に気づき、的確な書物を提供した図書館員さんに拍手!です。
これはまさに、図書館の醍醐味。
農村で育まれた鳥の知識と、美的センス。
「自分たちの野鳥センター」という研究に発展するという、
クラスメートにまで波及していく学びの様子が素晴らしいです。
なにより、パトリシアの将来にも通じる出会いに乾杯!気分です。