あのジョン・クラッセン作の幼児向けボードブックとのことで、少し怖い部分があるのかな?と、ドキドキしながら読みました。
ですが、安心してください。笑
今回はいつものジョン・クラッセン節は封印されていました。
「これはきみのおひさま」で始まり、一日過ごす中で仲間が増えていく。
シンプルなイラストに、目がつくだけでお友達。
時折お互い見つめ合っているのがかわいい。
心地よいリズムの訳とちょうどいい長さが、寝かしつけの儀式にもピッタリ。
「これはきみのしま」子どもたちにとっては、「ジョン・クラッセンの絵本」ではなく、「ぼくの(わたしの)絵本」になっていくんだろうなと思います。
少しだけ「どこいったん」の例のページを彷彿としているような、夕暮れのページが印象的でした。
シンプルな文体の繰り返しとボリューム感が、文字に興味を持ち出した5歳児にの一人読みにもちょうどよく、一生懸命何度も繰り返し読んでいます。
まだ絵本の扱いにも不安があるので、ボードブックだと安心して渡せます。
0歳から長く楽しめる絵本だと思います。