「石のスープを作ってやるから中に入れろ」
オオカミさんが言うもんだから、疑いながらもめんどりさんはお家へオオカミさんを入れてあげます。
オオカミがお家に?
心配になった森のみんなが、めんどりさんの様子を見にうかがい、気付けば大勢が。
スープをたらふくたいらげたみんな。ところが早々にオオカミさんは立ち去ってしまう。
読み終わって著者が言いたかったことがやっと分かりました。やはりオオカミ、あわよくばスープのダシにと考えていたようですね。
石を口実に巧みに迫るオオカミ。
お客が増えるにつれ、表情がいきいきとしてくるめんどり。
スープが煮える間、赤ワインで時を過ごす辺りが、いかにもフランスっぽいですね。