表紙の明るさから見ると、びっくりするくらい重たい内容でした。
副題に『伝説の弓士』とあります。
出だしは、孫とおじいちゃんの会話から始まり、おじいちゃんの若き頃の武勇伝など物語っていて、とても楽しい話。という印象でしたが、中盤からちょっと物語の路線が変わりました。
今までこのシリーズは、勧善懲悪の捕物帳をイメージしたストーリー展開が多かったので、
同じノリで、お子さんたちが手にすると、少々内容が奥深く、難しいと感じるかもしれません。
逆に、じっくり人間模様や登場人物たちの軌跡を感じ取りたい人には、深みのある面白い話だと感じると思います。
同じシリーズでも、この作品は1人読みなら2年生以上にお薦めしたいです。