懐かしい一冊です。
息子が、5歳の時に読みました。
電車の中の出来事。
偶然乗り合わせた人たちが、車内で起きたアクシデントをきっかけに
心を通わす事になり、ほのぼのエンドです。
文字は、電車の音が何ページかにはいっているだけ。
絵を見て、読み手がストーリーを汲み取っていく形。
心の通い合った人物たちにページを追って、色が加えられていくとても、上手な構成です。
知り合いでもない人たちが、一つのことをきっかけに、ほほえみあい、言葉をかわす。
著者の言うように、素敵なことですね。
絵を見ながら、どんな事を言っているか“台詞入れごっこ”をして楽しみました。
11歳の息子は昨夜再読して、「今見てもおもしろいな〜。」と扉絵をしみじみながめていました。
これぞ、“絵本”という一冊でした。