実は、『秋』を感じさせる絵本の特集をすることになり、『秋』っぽい絵本を探してきました。
「満月」って聞くと、「秋だよな」と思うのは、私だけでしょうか?
ただ、残念なことに、この絵本を読んでみると、「秋を意識する」満月というよりも、1人の子どもが成長する過程のひとつの目安として、「お月さまの満ち欠け」の描写がしてあるようで、特集の枠にはまるか?と、きかれると微妙でした…。
作者がマーガレット・ワイズ・ブラウンなので、優しく温かい言葉の節々が素敵でした。
しかも!翻訳はあの、松岡享子さんです!!心地よい日本語でした。
松岡さんの書かれた後書きもいいですよ。
お母さんと子どものやり取りを通して、読んだり、聞いたりしている私たちも、楽しいひと時が味わえます。
ガーズ・ウィリアムズのほんわかした絵が、物語の世界を広げてくれていました。
3,4歳くらいから、小学校低学年くらいの「自分でできる」「自分でしたい」が出てくる年頃のお子さんにいかがでしょうか?