このおおかみ、名前の通りお腹がペコペコです。
ですが、目の前にはだいこんしかありません…。
バクバクとすごい早さで食べます。
「こんなときだいこんじゃなくて ねずみがいてくれたらなぁ。ね、ねずみ…、うふふふ。」 単なる想像です…。
だいこんしかないからしょうがないと自分に言い聞かせながら食べているのですがなかなかあきらめられないようで。その後も……だったら。とブツブツいいながら食べ続けるのです。
おおかみの体がだんだん大きくなっていったのでうすうす勘づきましたが、やっぱり最後のオチは笑ってしまいました。
おおかみのあきらめの悪い「うふふふ。」の苦笑いが人間じみて好きです。