『ちょっとだけ』で有名な鈴木永子さんの絵本です。
主人公はななちゃんという女の子。少し熱があって、お友達と約束していた公園で遊ぶことができません。そんなななちゃんを心配して、お友達がななちゃんの部屋の窓からプレゼントをもってお見舞いにきてくれます・・・。
子供たちの表情や仕草がとても生き生きと描かれています。
絵も素晴らしいですが、お話も心が温まる優しいお話でした。
自分で育てたアゲハチョウをななちゃんに見せたいとやってきたじゅんくんの優しさも素敵ですが、一度遊んだからと言って、ちょうちょをつかまえずに逃がしてあげるななちゃんの優しさがとても印象的でした。
小学一年生くらいがモデルになっているのでしょうか。うちの子もこんな風に優しい娘に育って欲しいなと思わせられました。優しさ溢れるお話です。