日本名作おはなし絵本シリーズの一冊です。
私はこのシリーズを何冊か読みましたが、けっこう好きです。
有名な昔話で、多少の訛りはあるものの読みきかせやすく、子どもたちにもわかりやすい文章です。
こぞうさんが眠っていて、ふと目を覚まし、優しいおばあさんが山姥だと気づく瞬間が1番緊張が高まります。
子どもたちが真剣な目つきで聞き入ってくれます。
そして山姥から逃れようと、三枚のおふだを使って逃げる場面もとても良いです。
私自身、子どもの頃に読んでもらい、今もそのときの緊張感が心に残っています。
ハラハラが続き、最後にホッとして緊張がゆるむ、こういったお話は子どもを惹きつけてくれ、読み聞かせにピッタリだと思います。