短い童話。というより、詩のような感じの文章と(他の方もナビで感想を書かれていますが)、「がまくんとかえるくん」シリーズの前身ともいえるキャラ設定が、ほのぼのしていて、可愛かったです。
わたしが特に気に入ったのは
「カエルねえさんは おおいそがし」。
最後のくだりがいいですよね。
『「だいどころから でていきなさい!
この ごちそうは だれにも あげない!」
そして ほんとうに そのとおり、
ぜんぶ ひとりで たいらげてしまったのです!』
そして、絵本には直接関係ありませんが、アーノルド・ローベルの娘さんが後書きを書いていて、ローベルの父親像も垣間見えて良かったです。