『かあさんのいす』の続編です。『かあさんのいす』に比べ、見開きとも字になっているページが多く、我が家の年長と年中の子供たちにはちょっと荷が重かったようですが、最後まで聞いていました。このシリーズのテーマの1つは「お金」だと思います。今回、主人公の少女と友人たちは、お金を貯めるためにバンドを作り、一所懸命練習して見事、初ステージ(友達のお母さんのパーティーですが)をこなします。最後に、もらったお金をちゃんと4人全員でわけるところに喜びがひしひしと伝わってきます。お金をもらうって大変なことだけど、自分たちでできることが必ずあるものですね。ただ、ここで演奏している音楽がどんな音楽なのか、とても気になります。おばあちゃんが子供のころ村で演奏していた音楽で、みんなが踊りだすような音楽、アコーディオンとヴァイオリンとフルートと太鼓でできる音楽……。ジプシー音楽?アイルランド音楽かな?