いきなり「喧嘩しちゃった」から始まるお話。
喧嘩の理由は関係ない。
とにかくこの本で大事なのは「ごめんね」のひとこと。
子どもにとって、言いたくない言葉である「ごめんね」。
2歳くらいのころは、謝りなさいと言っても、「いやだ」と、なかなか謝れないもの。
でも、いつのまにか、子ども同士の遊びの中で学んでいくんですよね。
「ごめんね」は、言いたくないけど、言うと前より仲良くなれる、そんな気持ちの良い言葉だということを。
長女もそうだったなぁと、なんだかごめんねが言えなかった頃を懐かしく思い出しました。
そして、次女のほうはこれからがその時期。
この本は、そんなごめんねが上手に言えない時期のお子さんに読んであげるのに良いと思います。
ごめんねを言わないでいると、何をしてもつまらないこと、ごめんねを言わないで明日を迎えてしまうのが、すごく嫌な気持ちになること、そんなことを分かってもらえるかなと思います。
仲直りするところを、遠くから見守っているお友達(リスくんとキツネくん)も、良い感じです。
ところで、本の中で分量まで記されている「にんじんジャム」。
うさぎくんにはおいしいでしょうけど、人間が食べてもおいしいのでしょうか・・。