だじゃれの絵本を子供が好むので、これも読んでみました。
でも、これはだじゃれを最初から最後までいろいろ集めたようなただのだじゃれ絵本ではありません。
ちゃんと、全く笑わないおじさんを通してのストーリーがあります。
そういう意味では少々ラストが小さい子にはわかりにくいかなという感じですが、これは自分の感性で受け止めたらいいのでしょうね。
しかも、絵がかなりいけています。
荒井さんの画風が独特な世界観を作り上げて、だじゃれなのになんだか芸術的・・・。
芸術的でありながらも、だじゃれの面白さをかなり引き出してくれています。
特にきりんのページは最高傑作だと思います。
こんな言い方は失礼ですが、だじゃれということで全く期待していなかっただけに、この本は私にとってサプライズでした。
肝心の子供もゲラゲラ笑っていたので言うことないです。