あるところに、貧しいおじいさんとおばあさんが暮らしていました。
ある日おばあさんが突然、わらの牛を作ってくれと言い出します。
おじいさんが作ってあげると、おばあさんはその牛を連れて丘へ登り・・・。
いったいおばあさんは、何で急にわらの牛を欲しがったのでしょう?
こうなることを予想していたとしたらすごい。
正直で働き者なおじいさんとおばあさんが幸せになるという昔話は日本にもたくさんあるけれど、これは一瞬のひらめきで棚ボタ的に幸せになってしまうというユニークなパターンでした。
でも、つかまえたオオカミたちを信じて逃がしてあげるわけですから、やっぱり「いい人」であることに間違いはないんでしょうね。
最後はみんなハッピーになる、読後感のいい絵本です。