乙武洋匡さんの翻訳だから・・? みんなと違う形で生まれてきたことが = 障害を持った子になるのでしょうか。
かっくんはみんなと同じになりたくて一生懸命、体のカドをなくそうとします。 これって、周りと違うとつい焦ってしまう・・・ 強い個性を持つ素晴らしい人を 「普通じゃない」とか 「変わった人」と言ってしまう、まさしく、私たち大人の偏見が生んだ姿なのではないか、と思います。
「形は違っていても、かっくんにはこんなにすごい特殊な能力があったんだよ。」 というストーリー展開。 みんなを助けた日から、みんなのかっくんを見る目がかわったとされるお話のエンディングにも素直に感動できませんでした。
しかし、子ども達には、ストレートに何かを感じ取る一冊となったようです。
福祉先進国と呼ばれる国々に学び、やっと障害を持つ人々をはじめとする福祉への関心が高まってきた今、幼少期から絵本に学び、そして、最後にはこの本を見て、かっくんの個性をすんなりと受け入れられるような時代がくることを願います。