ペンギンシリーズは、どれをとっても面白いです。
今回のペンギンたちは、砂漠の中を探偵団となってやってきます。彼らは、海からカヌーに乗って登場するパターンが多かったのですが、このペンギンたちは飛行船という、高度な乗り物でやってきます。
今回は砂漠で起きた小さな事件の糸口を見つけ出したのか、ただただオアシスを探り当てたかったのか、ペンギンたちはサソリ、ウミガメ、ラクダに一抹の不安を与えたまま、実にお気楽にオアシスの泉で泳いで、さっさと帰って行ってしまいます。
このペンギンシリーズの一番の売りは、周囲を振り回しておきながら、いつもあっさりと帰ってしまう、ペンギンたちの去り際の良さではないでしょうか?
漢字は1年生の初めに習うような簡単な字くらいで、ふりがな付き、字も大きく、文章はリズミカルでとても楽しい話なので、ひらがなさえ読めれば幼稚園児でも自分で読めると思います。
ちなみに我が家は、今年中学生になった上の子も、ペンギンシリーズは大好きで、いまだに笑いながら読んでいます。