バーソロミューおじいさんとおとなりのネリーは仲良し。二人は、ネリーが赤ちゃんだった時からずっと一緒にいます。しかし何年もの年月が二人の前を通り過ぎ、バーソロミューはもっともっとおじいさんに、ネリーは小学生になりました。年の差を越えた友情のお話。
前述で“友情のお話”なんて書いてしまいましたが、もっと深いです。ボキャブラリーに乏しいためこんな陳腐な言葉になってしまいましたが。
バーソロミューとネリーの関係がとても心地よくて、吸い込まれるように読みました。そして、二人がお互いを尊重しあって、干渉過ぎないところがすごく心に残りました。
みんな必ず年をとりますよね。大人はゆっくり年をとりますが、子どもはなんだか急ぐように成長してしまいます。この本を読むと、なんだかいい意味で焦ります。
もっと自分の年の重ね方を見直さないとなぁなんて考えさせられます。子どもが成長するように私も成長したい。そんな風に感じました。