子どもよりも、大人のほうが、感じることの多い絵本だと思いました。
なにより、子どもには理解が難しい単語もたくさん出てきますし……
大人になって、気づくことがあります。
本来の自分って、どんな人間なんだろう…
優しいところもあるけど、厳しいところもある。おこりんぼだけど涙もろい。
人によって態度を変えることもあるけど、上司に屈しないこともある。
子どものときには気にならないことでも、大人になるにつれて、わからなくなってきます。
この絵本は、「全部自分だよ」と教えてくれました。
いろんな自分がいていいんだと感じました。
思春期ごろの、アイデンティティーが確立出来ていないときに読むと、より一層、心が軽くなるかもしれません。