浦島太郎について知らない人はいないくらい
有名な昔話ですが・・・。
私が知っている「うらしまたろう」は実は
童謡の歌詞での内容でした。
だから今回竜宮城の四季の間の描写はびっくりでした。
春、夏、秋と幻想的で美しい景色を堪能した浦島太郎。
でも荒々しい冬の海こそ太郎の故郷であり母を
思い出させる・・・。
どんな夢のような景色もかなわない、故郷のビジョン。
それを見てしまったことは浦島太郎にとって
良かったのか悪かったのかわかりませんが・・。
有名な昔話なのに、新たな発見のある、とても心に残る
絵本となりました。