しんしんと降り積もる雪の音まで聞こえてきそうなくらい、静かな静かなお話。本当に「ぼく」とママの2人だけの世界ですね。
凍てつく空気の中でも、ぼくの心はほかほか。やさしく、温かく、ぼくの心を包み込んでくれるママは、本当にすてきなお母さんです。
私は、いつでも、「あとでね」「また明日ね」と、約束を先延ばしにしてばかり。ましてや、こんな寒い夜に、雪遊びの約束を実行させてあげることなんて、とても考えられないだろうな、と思います。
でも、子どもって、こういう瞬間の思い出を、ずっといつまでも大切にしているものなんですよね。
うさぎのお母さんのような心の広さがあったらいいな・・・。