「森の音を聞いてごらん」の後に読んだからでしょうか。
写真の場所がボルネオの森だと知った時、思わず「おぉ!」と
声が出てしまいました。
濃い緑色の世界、たくさんの生き物が生息している森。
写真だと、リアルに伝わってきますね。
「森の音を聞いてごらん」を読んだ時のイメージと、寸分たがわぬ
ボルネオの森の世界がそこにはありました。
ダヤンが「ねどこどこ?」をキーワードに、いろんな生き物の寝床を
訪ねることで、その生き物の生態を、ちょっとずつ知ることも出来ます。
写真絵本なので、ダヤンがどんな風に写真の世界に登場してくるのかと
思っていたのですが、とっても自然に写真の世界に溶け込んでいたので、
正直、びっくりしました。ダヤンが本当にその場に居合わせたみたいに、
違和感が無く、生き生きとしたダヤンの姿を見られるのもいいですね。
巻末に、ボルネオについての解説や、本に出てきた動物たちの説明、
この本が生まれるまでのいきさつが書いてあることで、よりボルネオの
自然豊かな森について、興味を持つきっかけになったように思います。