読んでいて心が洗われるようでした。
どこからか、もぐらの奏でる美しいバイオリンの調べも
聴こえてくるような気がして。
そう。美しい音楽はそれを聴いた人の心を落ち着かせ
優しい気持ちにさせるのだよなあって思います。
弾き手と聞き手が対面して音楽のやりとりが行われる
場合もあるけれど(それはとってもしあわせなことだけど)
時として、そうでないこともある。
この絵本の中でもぐらが「ひとりぼっちで弾いている」と
思い込んでいるように。
だけど、日々の暮らしの中ではそういうことってきっと
いっぱいあると思うのです(音楽に限ったことではなくって)。
でも、それでもいいのじゃないかな?そういうのこそ
もしかしたら尊いことで素敵なことなのじゃないかな?
なんて思いました。
どこかで誰かが自然にやっている「優しさ」「美しいこと」が
別の誰かの力になったり、心を動かしたり。
私も、もぐらのバイオリンのようでありたいなあと思いました。
そうなれるようでいたいなあって思いました。
娘はそんな深読みはせず(笑)。
「もぐらさんがぎいぎいやってるから鳥も逃げちゃって木も
枯れそうになっちゃったんだよね」とか「上手になったから
みんな来たんだよね」と言っていました。
そうだよね。今練習しているピアノも素敵に弾けたらいいよね♪