チェルノブイリで起きた原発事故で多大な被害をこうむったベラルーシという地区に住んでいたアンドレイという男の子の話をアンドレイのお母さんの目線で語ったものです。
この絵本には作者の鎌田さん自身が描かれた元ネタ、大人のための児童書みたいなタイプの本があり、その話を絵本にしたものがこの作品になっているようです。
被ばくしたため白血病になってしまったアンドレイのために、
アンドレイの食べたいといった南国のフルーツパイナップルを
極寒マイナス20度の大雪の中、捜し歩いた日本人看護師「ヤヨイさん」。
アンドレイのお母さんはそのことにとても感謝しているので、タイトルが「あたたかい雪」になったんでしょうね。
表紙絵はやや暗く重たい感じがしますが、中身はとてもあたたかい内容です。