鬼の子「ちびおに」が、人間の子ども達とどうしても遊びたくて、
人間のフリをして幼稚園へ行くお話です。
鬼だということがばれると大変なので、絶対に洋服は脱がないようにと
お母さん鬼に言われるのですが・・・
ちびおには、とても優しい鬼の子なんですね。
後先考えずに洋服を脱いでしまう場面では、どうなるのかと
思ったのですが、その後の様子にホッとしてしまいました。
どうやら子どもの世界では、鬼も人間も関係なかったようです。
偏見のない目で見ることができる子ども達。
そんな子ども達の世界をとても上手く表現されているな、と思います。
そして、こういう関係を築ける子ども達をとても羨ましく思いました。
大人も、見習わなくちゃいけませんね。
優しい気持ちになれる一冊です。