マウルスは、朝に村のヤギたちを連れて山の牧場に行き、夕方に連れて帰ってくるという「アルプスの少女ハイジ」のペーターと同じ仕事をしています。なかなか大変な仕事ですね。ヤギを数えないといけないし、天候は崩れるし、山道は険しいし、ヤギがいなくなれば探さないといけないし……。まさに命がけの仕事です。少年は、こうやってたくましく成長していくのですね。拍手を送りたくなります。文字数は多いですが、物語は難しくないので、我が家の5歳児と4歳児は『マウルスとマドライナ』と同様、熱心に聞いていました。それとも、この絵を熱心に見ていたというほうが正しいのかな。緻密で温かくて、すばらしい絵です。このシリーズの本は全部ほしい!