「ねこのはなびや」や「ねござかな」シリーズでお馴染の渡辺有一のお正月のお話です。
もみのき山に住むやまねこ一家は、植木屋さんです。広場のもみの木の下でお正月飾りを売っています。
大晦日、家に帰ってお節の用意をして寝ようという時、おもちの用意をしていないことに気がつきます。
子どもたちが、お風呂で明日からのお正月にすることをあれこれ思い浮かべている姿がとても楽しげです。たこあげ、はねつき、こままわしとどれも、今では見かけなくなった光景ばかりです。
さて、おもちはどうなったのでしょうね。途中お正月らしからぬ花火なども出てくるのが不思議だったのですが、ストーリー上はつながっていました。
助け合って迎える大晦日はいいなと心が温かくなりました。クリスマス絵本に比べてお正月絵本はあまり日の目を見ていない気がします。十二支絵本だけではなく、こんな本もいいなあと思いました。