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お着替えの登竜門
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投稿日:2004/08/31 |
お着替えの一番高いハードルは、やっぱり「ボタンかけ」
主人公のケイタも、ボタンかけが苦手です。
出勤前のお父さんが、ケイタを膝に乗せてボタンかけを手伝ってあげていると、いつのまにかボタンはライオンになってサーカスに紛れ込み、ケイタの手からコロコロと。
逃げ出したボタンを追いかけたケイタは不思議な世界に紛れ込んでしまいました。
絵は降矢ななさん。カラフルな色遣いと表情の豊かさで
ちょっと現実離れした楽しい世界が、より素敵に表現されています。
ボタンかけもこんな風に楽しく教えると、一発で出来るようになるかも。子どもが小さいときに出合っておけばよかったなぁ。現実の世界と空想の世界が混じり合っても不自然さを感じないのは、ケイタとお父さんの会話がとっても楽しいからでしょうね。こんな風に余裕をもって子育てしてくればよかったなぁ。
今回の「星モグラサンジ」は反省ばかりです。
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パパと世界旅行
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投稿日:2004/08/24 |
ぼくのペット、だいすきな鳥の「ワゾー」が「きっとみずのそば」と書いた紙切れを残してどこかへいっちゃった。
そこで、パパとぼくとでワゾー探しの旅に。
アマゾン、北極、アフリカと世界中を探すけど、ワゾーは見あたらない。ワゾーはどこへ?
「すっごい物知りなお父さんなんだね」うちの息子の感想。
いろんな国へ行くごとに、パパの楽しい「解説」が語られるので、読んでいるこちらも、優しいツアコンと一緒に旅をしている気分になれますよ。こんな風に、父と子で旅をしたら親子の絆はガッチリでしょうね。
最後にワゾーは見つかります。どこにいたかって…?
ヒントは、本の題名にあるよ。
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さらっと読もう!
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投稿日:2004/08/20 |
読み聞かせの後、「解説」をしたり「教訓的」な感想を言ったりすることはあまり好ましくないと言われていますが、この本の場合もそれにあてはまる思います。
子どもが感じたこと…それでいいと思います。大人がとやかく言ってはいけないような…そんな気がする1冊だと思います。
柳田邦男さんが「絵本は、人生で3度出合う」と言ってますが、子どもの時に感じたことと母親になった今感じることはやっぱり違う。
妖精からもらった魔法のたね、そこらへんのただの「石」だって結局は同じ…なんてこと、言っちゃおしまいだよ。
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大切なともだち
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投稿日:2004/08/20 |
お父さんが6年生の時、拾ってきた犬のクロ。
人間で言えば100歳にあたるくらい年寄りの犬だけど、
ぼくにとっては大切な、ともだち。
一日中眠ってばかりだし、呼びかけても走ってきてはくれない。
でも、ぼくには大切な、ともだち。
ペットが年をとって介護が必要になっていく様子を、少年の視点から描いた1冊。
おじいちゃん、おばあちゃんでなく、「犬」なので、気持ちの上でワンクッションおけるのかも。
濃い絵の具でグイッと描いた絵は、少し離してみるとその魅力がよくわかりますよ。
こんなに愛されて「クロ」は幸せだな。
こんなに愛するものが身近にいて「ぼく」は幸せだな…
こんな風に思いました。
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よーい うどん!
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投稿日:2004/08/20 |
運動会の前に読みたいなぁと思いました。
どのページをとっても楽しいし、遊び心も満点です。
平均台をわたった後に泳いだり、縄跳びしながら空を飛んだり…
う〜ん、やってみたい、見てみたい!
極めつけは、買い物競争。「探し物クイズ」になっちゃうページが、これまた楽しい。
(玉入れのタマを見つめるにわとりは、自分のうんだ卵を探しているのかも…!)
最近の運動会は、授業時間確保のため手間のかかる競技が減ってきています。
この本のように、選手も観客も楽しめるような愉快な運動会がいいな。
きっと、ずっーと心に残ると思います。
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ディドリーム
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投稿日:2004/08/10 |
浜辺で砂のお城をつくる男の子。すると、不思議な事が起こり始めます。砂が盛り上がり「すなおとこ」が現れ、砂の国へと案内してくれました。
砂の国の王様と、たのしいサーカスを競演した後、にわか雨が降り始め、砂たちは消えていきます。「また おしろをつくるんだよ。きっとまたあえる」王様からもらった貝をあけると、海の上を橋のようにかかる虹が…。
イラスト的な絵だから、白昼夢のようなストーリーが嫌みなく表されているのかなと思いました。
いろいろと形を変えることが出来る「砂」を扱った珍しいお話し。
でも、誰もが海岸では必ずつくる「砂の城」だから、親しみがわきます。
詩的な世界に浸れますよ。
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バケツの中は大にぎわい
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投稿日:2004/08/06 |
広場にぽつんと青いバケツ。中には水がたっぷり入っています。「さなちゃん」が手を入れてみると…!
夏にぴったりの涼しげなお話し。バケツがどんどん大きくなって、友達と水遊びをしているところ、読む方も一緒に水しぶきを飛ばしたい気分になりますよ。
ページを左右に開いて大きな一場面の箇所は迫力満点、涼しさ満点。
夏の読み聞かせにうってつけです。男女問わず楽しめますよ。
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寂しさを乗り越えて
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投稿日:2004/08/05 |
赤ちゃんが生まれたので「一人で寝なさい」といわれたゆうちゃん。ぷっ!とふくれっ面でふとんに入ります。
やがて訪れた夢の中でなんと電車に変身!遠足へ出発します。途中、駅になったお母さんが自慢の餃子を売っていたり、信号機になったお父さんがいつものように声をかけたり、家族がいろんなものに姿を変えて、ゆうちゃんの前に現れます。
「デンデコデーン」というリズムにのって、ゆうちゃん電車はどこへ行く?
生まれた弟にお母さんをとられた寂しさを、電車になったゆうちゃんが進みながら乗り越えていく様子には、こちらもなんとなく胸がきゅっと締め付けられます。
夢の中って、心の奥底が出るんだよね、ゆうちゃん。
一見、書き殴ったような絵でびっくりするかもしれないけど、色遣いのカラフルさはきっと天下一品!
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回り道が新鮮!
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投稿日:2004/07/22 |
日曜の朝、パパとボクで犬の散歩に出かけます。
いつも通る道が、あ、工事中。ようし、今日は違う道を歩いてみよう。同じ町なのに、通り1本違うだけでまるで探険している気分だよ。
「いつもとちがうさんぽみち」と歌うような文章が楽しいです。
お父さんと散歩してる「ボク」はきっと安心感でいっぱいでしょうね。
こんな風に、親子の絆を深められたらいいなぁとうらやましくなりました。
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今年の夏にぴったしだ〜!
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投稿日:2004/07/20 |
今年はあまりにも暑い。涼しい図書館でこの本を手に取ったときは何とも感じなかったけど、このところの暑さにバテ気味になりかけつつ家で読んでみたら、「ホントだ、ホントだ!」と叫んでしまいそうになりました。
みんなで海へ出かける場面、歌をうたいながら行くのですが、読んでる方とすればバックの色は「真っ赤っか」だし、動物は汗まみれだし、「はぁはぁ」と息が荒くなりそうです。やっとついた海。「あ〜、母なる海だ〜」私も水風呂へ飛び込みたくなりました。
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